高見 1.78

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Kitakyushu-shi, Fukuoka 802-0016
Japan

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高見(たかみ)は福岡県北九州市八幡東区にある町名。郵便番号は805-0016。 1丁目から5丁目まである。地理・概要八幡東区東部に位置しており、戸畑区と隣接する市街地で、地区の南側を東西に板櫃川が流れ、地区の北側は丘陵地になっている。かつて新日鉄八幡製鐵所の幹部社宅があったが、現在は新日鉄都市開発による高級戸建住宅地「高見三条」を含む45haにおいて、「住宅市街地総合整備事業」が行われており、緑地、板櫃川、桜並木などの自然環境を生かし「桜と水辺とふれあいの街」をテーマに住宅、道路、公園、河川、商店等の一体的整備が進められている。「高見三条」は、2003年(平成15年)1月24日に福岡県の第15回福岡県美しいまちづくり賞における「まちなみ景観の部」優秀賞を受賞している。なお、一角に末吉興一前北九州市長が市長時代に建設した市長公邸は売却され、新日鉄都市開発によって再分譲された。歴史平坦な土地と水があるこの地には古くから人間が住んでいた事が分かっている。現在の高見付近からは弥生時代から古墳時代前期の自然流路や高杯、壺、甕といった多くの土器が発見されており、水辺で祭祀を行っていたと考えられている。また、奈良時代から平安時代には既に安定した地形となっており、中世以降には水田となっていた事が判明している。江戸時代には豊前国企救郡板櫃村や筑前国遠賀郡八幡村に属していた地域であった。1906年(明治39年)に農商務省が板櫃村槻田の一部を官舎用地として買い取り、八幡町大蔵と共に整地して1条から7条に分け、職工官舎を置いた事で、住宅地としての歴史がスタートすることになる。1907年(明治40年)には3条から7条に長官や高等官、判任官の官舎が建築されたほか、ドイツ人顧問技師であったグスタフ・トッペの官舎が洞海湾岸の高見山(現在の東田高炉記念公園付近にあったという。当時は尾倉の一部であった)にあった高見山から移築され「公餘倶楽部」(現在の高見倶楽部)となった。この事からこの一帯を「高見」と呼ぶようになったといわれる。高見山の由来となった高見神社は八幡製鉄所の建設により移転し、1933年(昭和8年)に高見に移転している。1916年(大正5年)には高見尋常小学校が開校した。