国民の館 2.22

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Bucharest,
Romania

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Details

国民の館(こくみんのやかた、)は、ルーマニアの首都ブカレストにあるルーマニア議会の議事堂および観光施設である。1980年代に、当時の大統領だったニコラエ・チャウシェスクが「宮殿」として造成した。建築物としては、ペンタゴン(延床面積616,540m²)に次ぐ世界で第2位の大きさを誇る。概要正式名称は「議事堂宮殿(ぎじどうきゅうでん、)」であり、別名に「議会宮殿(ぎかいきゅうでん)」、「人民の館(じんみんのやかた)」、「人民宮殿(じんみんきゅうでん)」などがある。正式名称は チャウシェスク政権崩壊後に改めて名付けられたものであるが、ルーマニア人は「国民の館(こくみんのやかた、Casa Poporului)」という旧呼称を一般的に用いている。建設 1984年に着工。昼夜を問わず建設が進められ、しばしばチャウシェスク大統領が現場を視察し、進行状況のチェックなど指示を下したという。 1989年のルーマニア革命でチャウシェスク政権が倒されたのを機に、建設計画の7割程度の完成をもって建設が一時中断された。その後建設が再開し、エレベーターなどが増築された。1997年、完工。2004年には建物の西翼部分に「現代芸術美術館」がオープンした。また同時に「全体主義と社会主義リアリズムの博物館および公園」として公開されるようになった。現在豪華な装飾のホールや、廊下など建物の一部は有料で一般公開されており、国内外から多くの観光客を集めている。一部しか公開できないのは、現在部屋数が3,000を超え、あまりに大規模で管理ができないためである。内部の写真撮影は原則禁止されているが、入場料と別に撮影料を払うことで許可を受けることも可能。外周道路が2008年よりブカレスト・リンクとしてブカレストGPの公道コースに用いられている。