頼久寺 2.56

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頼久寺町18番地
Takahashi-shi, Okayama 716-0016
Japan

About 頼久寺

頼久寺 頼久寺 is a well known place listed as Landmark in Takahashi-shi , Buddhist Temple in Takahashi-shi ,

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Details

頼久寺(らいきゅうじ)は岡山県高梁市にある臨済宗永源寺派の寺院。山号は天柱山。本尊は聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)。備中西国第五番札所、瀬戸内観音霊場第十三番札所となっている。歴史起源については不詳である。1339年(暦応2年)、足利尊氏により再興され、備中国の安国寺とされた。当時、中国より帰国した寂室元光禅師(正燈国師)を迎請して、開山第一祖とする。永正年間(1504年 - 1521年)、備中松山城城主、上野頼久が大檀越となり寺景を一新した。1521年(大永元年)、頼久が逝去したので、その2文字を加え、寺号を安国頼久寺に改称する。庭園1600年(慶長5年)、関ヶ原の戦いで東軍についた功により小堀正次が備中国1万4千石に封じられ、1604年(慶長9年)に逝去したため子の政一(小堀遠州)が遺領を継いだ。この頃の備中松山城は備中兵乱後で荒廃していたため、政一は頼久寺を仮の居館とし、1619年(元和5年)の移封までここで過ごした。境内の庭園はこの頃の政一(遠州)により作庭されたもので、蓬莱式枯山水庭園である。愛宕山を借景に白敷砂の中央に鶴島、後方に亀島の2つの低い築山状の島を置いて石を組み、書院左手の山畔に沿ってサツキの大刈込みで青海波を表現している。このような築庭様式は、安土桃山時代から江戸初期にかけて盛んだったもので、現在まで当時に近い状態で保存されているのは貴重であるとされ、1974年(昭和49年)に国の名勝に指定された。