三重大学 4.32

Tsu-shi, Mie
Japan

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概観大学全体近鉄江戸橋駅徒歩約15分の、伊勢湾に面する「上浜キャンパス」に全ての学部が集中している。敷地面積は約526,000m2である。大きな公害を経験した三重県唯一の国立大学として、先の公害を学際的視点から論じた「四日市学」など特色ある講義を開講して環境問題に対する教育研究に取り組んでいる。 また、環境先進大学を目指し、2007年11月19日、日本全国の総合大学に先駆けて全学部で同時に環境関係の国際標準規格ISO14001を取得した。理念三重大学は、「人類福祉の増進」「自然の中での人類の共生」「地域社会の発展」に貢献できる「人材の育成と研究の創成」を理念として掲げている。教育および研究共通教育を設置し、総合大学の特性を生かして専門課程では網羅できない領域の教育を全学年通じて幅広く行い、教養教育の充実をはかっている。また、語学力向上のためのTOEICや外国語検定の導入とともに、セミナー形式の演習によって国際的なコミュニケーション能力の育成に力を入れている。農林水産分野の研究は、大正時代中期に設立された三重高等農林学校と戦後に設立された三重水産専門学校からの流れを汲んでいる。1987年に農学部と水産学部が統合、日本初の生物資源学研究科が発足し、農林水産の自然科学、社会科学、理工学を含む総合学部となった。旧帝国大学等の大規模大学以外の地方国立大学の農学系学部は、他大学ないしは他研究科と連合大学院を形成することで博士課程を設置することが多いが、生物資源学研究科は単独で博士課程(博士後期課程)を設置している。また、教育・研究の充実と発展のため、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所と独立行政法人水産総合研究センター増養殖研究所の両研究所と連携大学院を設置している。教育学部は、度会県師範学校(1874年設立)と師範有造学校(1875年設立)を起源としている。工学部と人文学部は旧制学校からの伝統を持たない戦後の新設学部だが、工学研究科では風力発電研究が行われており、青山高原風車群などの設置に携わっている。また、大学の敷地内にも風車が設置され大学のシンボルの1つとなっている。医学部は2005年4月に、工学部、生物資源学部は2006年4月に大学院重点化により大学院大学となった。なお、生物資源学研究科の大学院重点化は、旧帝国大学に続き全国の農学系研究科のなかで8番目である。現在は三重県の一部である伊賀国は伊賀流忍術・忍者で知られるため、「忍者・忍術学」の学術的・学際的な研究や教育、社会活動に取り組んでいる。その内容は史料や忍者道具、現代のサブカルチャーへの影響の分析、伊賀地域の観光振興に対する協力など幅広い。