安田講堂 3.34

Bunkyo-ku, Tokyo 113-0033
Japan

About 安田講堂

安田講堂 安田講堂 is a well known place listed as Landmark in Bunkyo-ku , College & University in Bunkyo-ku ,

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Details

安田講堂(やすだこうどう)は、東京大学本郷キャンパスにある講堂である。正式には東京大学大講堂(とうきょうだいがくだいこうどう)というが、東大の学内では「安田講堂」が用いられる。収容人数は、1,144席(3階席・728席 / 4階席・416席)。沿革安田財閥の創始者・安田善次郎の、匿名を条件での寄付により建設されたが、安田の死後に寄付を行っていたことが知られるようになったことで安田を偲び、一般に安田講堂と呼ばれるようになる。東京大学建築学科の建築家、内田祥三(のちの総長)が基本設計を行い、弟子の岸田日出刀が担当した。意匠及び構造については、伊東忠太、佐野利器に協議員を依嘱、建築設計の大綱に参画・協議。壁面、音響などについては、姉崎正治、瀧精一、坂静雄らが協議員として加わった。設計した内田祥三はケンブリッジ大学の門塔に着想を得たようだが、力感漲るデザインは独特である。1921年(大正10年)に起工、関東大震災による工事中断を経て1925年(大正14年)7月6日に竣工した(起工は1922年(大正11年)12月とされることもある)。震災後に建てられた学内の建築が茶色のスクラッチタイルで統一されているのに対し、本講堂が理学部旧1号館と同じ赤レンガなのはこのためである。1968年(昭和43年)の東大紛争では、全学共闘会議によって占拠され、最終的には機動隊により強制排除された。その後長期にわたり大講堂は荒廃状態のまま閉鎖されていたが(事務室は順次「学生部」等として使われるなどしていた)、富士銀行をはじめとする旧安田財閥ゆかりの企業の寄付もあり1988年(昭和63年)から1994年(平成6年)に改修工事が行われ再度供用されている。