福魚と呼ぼう改良メダカ
この、十数年の間のメダカの品種改良は、目を見張るものがございます。
ダルマ体型のメダカ・背鰭、尾鰭の大きな光体型のメダカ・これらが合わさった光ダルマ体型・強い光を反射させる幹之メダカ・強い朱赤の楊貴妃メダカ・琥珀色の琥珀メダカ・目の赤いアルビノメダカ・紅白や黒、白、赤の錦メダカ・出目メダカ、等々あげたら限がございません。
今は、このようなメダカを総称して改良メダカと呼んでおりますが、なんとも味気のない呼び名とは思いませんか?
フナから生まれた金色をした魚を固定化し、改良して生まれた魚を、「金魚」と、名づけたように、今日の改良メダカもそれなりの総称で呼ぶようにして行こうではないかと思っております。
そこで、日本メダカ振興会事務局の大野氏よりこのような提案がございました。
メダカは、春から秋まで卵を産み続ける子宝に恵まれる魚であること、ダルマメダカは丸々と福々しい可愛らしいメダカであること、プラチナ色に輝くメダカ、黄金に輝くメダカ、最近人気の金銀ラメの輝きを持ったメダカ、紅白のメダカ、等々飼育、観賞していて心穏やかな幸福な気持ちにさせてくれる縁起のいい魚だなぁ・・・・・・
と、いうところから幸福の福の字を使用し、これら改良メダカを総称して「福魚」と呼ぶようにしていってはどうか?と、いう提案がございました。
日本メダカ振興会では、積極的に改良メダカを「福魚」と呼ぶように働きかけて少し先のことになるか、十数年先となるかわかりませんが「福魚」と言う呼び名を一般大衆化させ新しい観賞魚としての地位向上に努めていこうと思っております。