鶴巻とみさい館 1.73

宮城野区鶴巻1-22-73
Sendai, Miyagi 9830024
Japan

About 鶴巻とみさい館

鶴巻とみさい館 鶴巻とみさい館 is a well known place listed as Cafe in Sendai , Community Center in Sendai , Event Planner in Sendai ,

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 「 鶴巻 とみさい館 」とは

鶴巻の地は梅田川と七北田川との合流地で、その川の水は2.5キロメートル先の蒲生を通り太平洋へと流れています。鶴巻は江戸時代初期から昭和前期まで 「仙台の蔵」 として、また、舟曳(ふなひき)基点して重要な場所でした。この鶴巻の地に冨澤家が屋敷を構え、江戸時代から戦前までの約300年もの長きに亙り治めておりました。

 冨澤家とは伊達政宗(伊達家17代当主)の祖父に当たる晴宗(15代当主)に仕えており、「相馬の役」で冨澤弥九郎が軍功をあげた以来、伊達家の家臣として江戸時代末期まで支え続けた。政宗の家臣として冨澤家も、米沢から岩出山へ、そして仙台へと移って来きました。仙台城の開城の際に、「南福室村鶴巻」に1800坪という大きなお屋敷を拝領したと思われます。又、田子にも田宅を置きこの一帯を治め続けました。家祖である友任から三代目の友庸友明兄弟が朴沢村、六丁の目村、田子村の新田開発に携わり大きな功績を上げた事や、貞山堀工事にも携わっていた事も記録に残っています。平成15年、政宗公に仕えてから丁度400年、長きに亙り「仙台の繁栄」という使命を地域の皆様と共に全うし続けた。

 「鶴巻とみさい館」は旧冨澤家の武家屋敷内にあり、今から約60年前の昭和32年の建築物です。建築は、屋敷内で育った杉の木をふんだんに使用し建てられ民家で、壁は土壁工法の建物でした。今回の東日本大震災で多くの箇所で土壁が落下したため、リフォームを行って開館しております。 館庭は100坪程で、竹林をはじめ樹齢280年(推定)の椿の木や多くの植物が、それに伴い虫や鳥たちも命を育んでいます。(すぐ側には、屋敷内にあった八幡神社もあります。) 江戸時代仙台藩では、武家屋敷の垣根に『お茶の木』を植えるよう推奨しておりました。武家屋敷であった冨澤家の南面の垣根にもお茶の木が植えてあり、昭和50年代まで現存しておりました。
 オーナーは、仙台藩時代から続いていた文化を皆様にお伝えしたいと、開館にあたり現代風ではありますが、南面庭に新『お茶の垣根』を新設しました。
すくすくとお茶の垣根が育ち、美味しい香りいっぱいの摘みたての『お茶』が、地域の皆様といっしょに飲める日を楽しみにしております。
 館内には多少ではありますが、冨澤家から伝わって保存している品々や、その他関連する作品を展示しておりますので御覧ください。

平成27年6月15日

館長 齋藤典子

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