マグニシア県 1.45

Vólos,
Greece

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マグニシア県(Μαγνησία / )は、ギリシャ共和国のテッサリア地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。人口約21万人(2005年)。古代にはマグネシアと呼ばれた。県都はヴォロス。名称マグネシア県の名称は、ギリシャ中央部に位置するテッサリア地方の南東部に居住していたマグネテス人に由来している。また、古代のアナトリア半島(現在のトルコ)にも、マグネシア人が入植し、二つのマグネシアという都市を建設した。ひとつは現在のトルコのマニサであり、ひとつはイオニア地方のメンデレス川沿いにあった。滑石の鉱山があり、滑石から作られた白色の粉はマグネシアと呼ばれた。ここからマグネシウムの語源となっている。マグネット(磁石)の語源であるとする説もあるが、これには異説もある。地理位置・広がりマグニシア県は、地理的には、2大都市であるアテネとテッサロニキの丁度中間に位置する。マグネシア県の南西部はフティオティダ県、西部および北部はラリサ県と県境を接し、東部はエーゲ海に面している。マグネシア県の東にはスポラデス諸島が所在する。リゾート地で有名なや、自然豊かなスコペロス島、チチュウカイモンクアザラシなどが生息する自然公園があるアロニソス島などの島々は、かつてマグネシア県に所属していたが、現在は別の行政区(スポラデス県)となっている。毎年200万人を超える観光客が夏季を中心に訪れる。地勢マグネシア県東部のピリオ半島には、県最大の山であるピリオ山(Pelion)がそびえる。また、県北東部のラリサ県との県境には、マウロヴニ山脈が走っている。フティオティダ県との県境にはオトリス山がある。ピリオ山(Pelion)やケンタウロス山は、自然景観が良好で観光の名所となっている。また山頂や中腹には、聖人や生神女マリアを祀る教会が立ち並んでいる。これらの教会には古代の遺物や中世以前のイコン画などが遺されている。