玉山 2.18

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玉山(ぎょくざん、ユイシャン、、ウェード式:Yü Shan)、旧称新高山(にいたかやま)・モリソン山(Mt Morrison)は、台湾のほぼ中央部に位置する山。標高は3,952mと台湾で最も標高が高い。周囲は台湾自然生態保護区となっている。また1985年4月6日には玉山を中心とした約10万haの範囲が玉山国家公園に指定されている。歴史台湾原住民のツォウ族の言語では「パットンカン(pattonkan、石英のこと)」 と呼ぶ。清代初期の文書によれば「八通関山(パットンカンの音訳)」、「雪山」と呼んでいた。欧米では、商船主・モリソン(W. Morrison)が報告したことから「モリソン山」と呼ばれた。日本統治時代には、明治天皇により富士山よりも高い「新しい日本最高峰」の意味で新高山と名づけられた。しかし皮肉にも、台湾で最も遅くまで日本に抵抗したのは、新高山の周囲に住むブヌン族の「郡蕃」と呼ばれる一群であり、新高山南面の荖濃渓上流部は1933年になってようやく日本の実質統治下に入ったが、1932年には南方の大関山駐在所が襲撃され、日本人警察官3名が殺害された(大関山事件)。1934年には、東方のラクラク渓上流部で、日本人警察官が殺害された(玉里事件)。また1941年には、遥か南方の北糸䰗渓畔の駐在所が襲われ、日本人警察官ら3名が殺害された「内本鹿事件」が発生するなど、新高山周辺では終戦に至るまで、日本人側からは「蕃害」と呼ばれたブヌン族による抵抗運動が多発した。富士山の標高3,776mよりも高いことから、大日本帝国の台湾領有期には日本一標高の高い山として知られ、大日本帝国の学校でも「日本一の山」として教えられていた。また1937年には「新高阿里山国立公園」として、大日本帝国の国立公園に指定されていた。