ダウトフル・サウンド 1.73

5 star(s) from 1 votes
Te Anau,
New Zealand

About ダウトフル・サウンド

ダウトフル・サウンド ダウトフル・サウンド is a well known place listed as Landmark in Te Anau , Tours & Sightseeing in Te Anau ,

Contact Details & Working Hours

Details

ダウトフル・サウンド(Doubtful Sound)は、ニュージーランドの南島の南西端にあるとても大きくて人目をひくフィヨルドであり、より小さいが、より到達が容易なミルフォード・サウンドの近くにある。ダウトフル・サウンドは、ニュージーランドの観光地としてミルフォード・サウンドに次いで有名なフィヨルドである。歴史ダウトフル・サウンドは、ジェームズ・クックによって「ダウトフル・ハーバー」と名付けられた。彼は、帆によって航海できるか否か不明確だったので、この入江には入らなかった。その後、捕鯨人やアザラシ猟師によってダウトフル・サウンドと改名された。アレッサンドロ・マラスピーナによって指揮されたスペインの科学的な調査隊が、新しいメートル法を確立するための努力の一環として、振り子を使った重力の測定実験を実施するために、1793年2月にダウトフル・サウンドを訪れた。調査隊の士官たちは、特徴のある場所に名前を付けながら、この入江の入り口と前半部分の初めての海図も作成した。フェブレロ・ポイント、バウザ島とニー小島、ペンドゥロ・リーチとマラスピーナ・リーチといったこれらの名前は、今日、ニュージーランドの地図上でスペイン語の名前だけが集まった特異な地域を作り出している。地形ダウトフル・サウンドには、3つの独立した入江があり、そこにはいくつかの大きな滝がある。有名なものとしては、ディープ・コーブのヘレナ滝、そして600メートル以上の落差のあるブラウン滝がある。入江の険しい崖は、雨季に現れる多数の滝で名高い。この入江へ行く方法は、海か、またはマナポウリ発電所からのウィルモット峠の道かのいずれかである。しかしながら、ニュージーランドのこの地域は、人口と同様に道路網がまばらか、あるいはまったく存在しないので、入江そのものの大部分の地域は、海からしか近づけない。元ニュージーランドの総督 (1957-1962)、第10代コブハム子爵チャールズ・ジョン・リトルトンがフィヨルドランドのこの部分について次のとおり記している。"世界で人類が足を踏み入れたことがない地域は、ほんのわずかでしかない。そのうちの一つがニュージーランドのように文明化された先進的な国家に存在することは、南島の南西端を訪れなければ信じられないかも知れない。ぎざぎざのかみそりを背負った山々が、空に頭をそびやかしている。1年に200日以上の雨が降り、苔や地衣類が隅々までおおって、木の枝がむき出しのまま茶色でいられなくしている。森は、極度の緑色をしている。ここは、並外れた大地であり…ある日には、穏やかで、緑色と青色の見本であり、次の日には、陰鬱に霧が立ちこめ、低い雲が頂を隠す…花崗岩の断崖、急斜面の谷、地震断層そして雷のように轟く滝をもって、畏敬の念を抱かせる土地である。"動物相ダウトフル・サウンドは、混ざり合わない2つの別個の水の層を含んでいることが普通とは異なっている。上層の数メートルは、周囲の山々から多量に流入する淡水である。この下には、冷たくて、重い、海からの塩水がある。これら2つの層の屈折率の違いが、光の透過を困難にしている。この結果、この入江の比較的浅い水深に、多くの深海生物が生息している。