小松市の面積の約7割は里山・奥山地域ですが、現在過疎化・少子高齢化が進み、廃校や耕作放棄地が生じているなど問題を抱えています。
しかしながら、小松には里山を活かした地域づくりに取り組んでいる団体が数多く存在します。それらの活動を結びつけ、これら団体と行政、専門家などが連携することで、里山資源保全活動を活発化させ、地域の魅力を増大させることを目的として、こまつSATOYAMA協議会が設立されました。
こまつSATOYAMA協議会は次の事業を行います。
(1)地域資源の発掘、価値創出に関する事項
(2)里山保全に係る人材の育成に関する事項
(3)里山の情報発信に関する事項
(4)里山を活用したツーリズムに関する事項
これまでに、現地観察会や、グリーンツーリズム検討会開催、地域資源発掘などを実施してきました。
平成23年7月9日には、滝ヶ原地区において少子化により閉校・閉所した旧滝ヶ原小学校・旧滝ヶ原保育所を「里山自然学校こまつ滝ヶ原」(以下、自然学校)として開校し、小松市の里山活動の拠点とし、様々な活動を行っています。
「里山自然学校こまつ滝ヶ原」HP
http://www.satoyama-komatsu.com/
また、小松市には協議会に加入している4地区以外にも魅力的な里山が数多くあります。そのため、平成25年度より対象区域の拡大(協議会の構成員の拡大)により小松市全域の里山が連携してさらなる魅力を生み出すことを目的に「こまつ里山ワークショップ」を小松市と協議会の共催で金沢大学との連携により開催しています。