神田 3.22

Chiyoda-ku, Tokyo
Japan

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神田(かんだ)は、東京都千代田区北東部の地区の地名である。旧東京市神田区。町名現在、神田を冠称する町名が多く見られるのは、千代田区発足時の町名変更の名残である。1947年に神田区が麹町区と合併し千代田区が発足する際、神田区内の町名にはすべて「神田」を冠称する町名変更がなされた(例、神保町を神田神保町に、岩本町を神田岩本町に変更。ただし、既に「神田」の名称が付いていた東神田と西神田は町名変更されなかった。一方、麹町区内の町名については変更はなかった)。神田区の名前が消滅することを惜しむ住民の声に行政が応えたとも、麹町区と神田区に同じ町名(平河町)が存在するための便宜上の措置だったとも言われる(ただし、過去には「神田」を冠称する町名と冠称しない町名が混在しており、「神田」を冠称するものについては1911年にすべて省く町名変更が行われた。したがって、神田を冠称する町名が千代田区発足時にはじめて誕生したわけではない)。名称の経緯が似ている。 → 日本橋・赤坂・麻布・芝地区 「神田」を冠称する現町名 「神田」を冠称しない現町名上記のうち、「神田」を冠称しない町域ではすべて住居表示が実施されているのに対し、「神田」を冠称する町域においては住居表示が実施されていない。住居表示を実施するたびに神田を冠称しない町名に変更がなされており(例、神田末広町・神田金沢町・神田旅籠町三丁目の各全域を外神田三丁目に変更)、かつての神田岩本町・神田鍛冶町の町域のうち、住居表示が実施された町域が岩本町・鍛冶町である。また、神田多町と神田司町に(二丁目が存在するにもかかわらず)一丁目が存在しないのは、住居表示実施に伴う町名変更により一丁目のみ消滅したためである(住居表示前後の町名町域対照地図を参照)。町名の読み方は主に、起立や町名町域変更のたびに「東京市公報」によって告示された読み方が使われている。これによると、「神田○○町」のうち「かんだ○○まち」と読むのは「神田司町(かんだつかさまち)」「神田小川町(かんだおがわまち)」の2つで、その他は「かんだ○○ちょう」と読む。この地区の地下鉄においては、「神田」を取り除いた町名が駅名に採用されている(岩本町駅・末広町駅・神保町駅・淡路町駅・小川町駅)。これは、千代田区発足前(「神田」を冠称しない町名時代)に敷設された路面電車(東京市電・のち都電)の停留所名とその位置を踏襲して地下鉄駅が建設されたことによる(例えば、神保町時代に神保町停留所が設置されたが、戦後、町名が神田神保町に変更されても停留所名は変わらなかった。その後の神田神保町時代、神保町停留所の位置に地下鉄神保町駅が建設されたが、町名が変更されても駅名はそのまま残った)。