創業の精神 昭和二十二年、戦後復興期で物の乏しい時代、
甘いお菓子は庶民にとってはまだまだ高価で憧れのものでした。
そんななか初代は、少しでも多くの人に甘くておいしい
お菓子を届けることができないものかと、
当時比較的手に入れやすかった小豆を用い最中作りを始め、
今の西区明道町の地に手作り最中の店を構えました。
それが遠州屋のはじまりです。
その後、技術の発展とともにたくさんのお菓子が
機械によって安価に大量生産されるようになり、
製造から卸売へと業態が変わっていくようになっても、
遠州屋は初代の創業精神のもと、
手間や時間、お金がかかっても、
必ずどこかに人の手の温もりを加えるお菓子作りを
変えませんでした。
現在その姿勢は、商品理念「おいしさ・真心・いつまでも」として
はっきりと明文化しており、時代が変わっても
ずっと守り続けて参ります。