CHIKAKObeaut・鍼灸治療院 3.01

浅間温泉1丁目34-1
Matsumoto-shi, Nagano 390-0303
Japan

About CHIKAKObeaut・鍼灸治療院

CHIKAKObeaut・鍼灸治療院 CHIKAKObeaut・鍼灸治療院 is a well known place listed as Health/beauty in Matsumoto-shi , Acupuncture in Matsumoto-shi ,

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「あなたに微笑む」


山桜の花ことばです。


藤沢周平の珠玉の短編として名高い「山桜」

田中麗奈と東山紀之を主人公に映画化もされた「山桜」。



若くして未亡人になった田中が再婚前、

武士の東に見初められるも、

東が母一人子一人の家だということを理由に

東からの縁談の申し出を断っていました。



田中の再婚先は、

武士でありながら富と名声に執着し、

舅からは出戻りの嫁と避難される日々。

田中は、二度の失敗は許されないと

東からの縁談を断った

自分の愚かさを恥ながら

懸命に生きていました。



「欲に執着すれば、欲に執着される」。



墓参りの帰り、

田中は山桜の美しさに吸い込まれるように、

その枝に手を伸ばそうとします。



届かない枝に懸命に手を伸ばす田中。



そのとき、田中の手を覆うように

大きな手が重なります。



山桜の枝は折れないように傾けられ、

田中の手が山桜に触れた瞬間、

その大きな手が、東だと気づきます。



「今は幸せか・・」



案じていたと告げ、東はその場を去ります。


それは、山桜に引き寄せられたかのような、

たった一度きりの偶然の出逢い。



どこかで自分のことをずっと

気遣ってくれている人がいると思えるだけで

胸にぬくもりが広がり、田中は励まされ・・・。



・・・・。



「桜」の花ことばには他にもいくつかあります。


精神美、淡白、純潔、優れた美人・・・。



私が大人になって、

いつも心に留めていることは、

「笑う」ということ。



それはまるで、拘りのように

「笑う」ことを大事にしています。



人間は窮地に陥ったとき、

どれだけ笑ってその坂を登れるか。


作り笑いをも笑い飛ばせるか。


それが、坂を登るときの秘訣のように思います。



幼い頃、人の目が気になって自分の意見が言えず、

行動できずにいる自分がありました。



消極的な女の子。

泣き虫で臆病な女の子。



それでも将来の夢は、

誰かを助ける仕事がしたいと思い続けていて、

信州大学卒業後、看護師になりました。


生体部分肝移植・脳死移植チームの

チーフで活躍できたとき、


人の命を預かる重みと、

チームをまとめる重責を全うした

自分の姿を見ることができました。



その姿に、

幼い頃、気後れしていた「私」は、

もう、どこにもありませんでした。



女として主人を愛し母となったとき、

「笑う」ことは薬ではできないと、

東洋医学の道へと進みました。


「気」の持つパワーは、

想いの強さにとても左右されます。


「山桜」の映画で見たように、

想いは、再び出逢うことすら叶えてくれます。



想っていることは、当たる。



人間はみな、未来を予想できる生き物だと、

「気」を通してつくづく感じます。



「私の東洋医学」とは、

この「気」を遠隔で送り届けることができる

パワーの凄さだと自負しています。



この「気」を腑に落としてくれた

師匠に感謝しながら、

今日も険しい坂を笑って登っています。



東洋医学は、手技や鍼、

漢方だけにあらず、

「気・血・津液」という言葉通り、

まずは、「流れ」を整えることです。



それは、人の心関係も同じだと思います。


詰めすぎると換気ができず笑えなくなります。

増えすぎると、重くて坂が登れません。



幼い頃、人の目を気にしていた私のように。



「笑うことは百薬の長」


笑顔ではなく、笑うことが大事です。



私が愛してやまない花



「桜」



花ことばは、


「あなたに微笑む」。



それが私のポリシーです。



CHIKAKObeaut・鍼灸治療院

院長:勝見 智佳子


・看護師 鍼師 灸師
・シュロス松本専任トレーナー
・社会貢献隊マネージャー



協力:Nana Project