まちいくプロジェクトの「まちいく」には、街を育てる、街に行く人を増やす、という意味を込めており、プロモーション予算を潤沢に投入できない市町村レベルでも、地域のブランディングを行うことができるよう、ビジネスモデルをその地域に埋め込んでいくことを目標とした新しい試みです。
【まちいくふじかわ】山梨県富士川町で、120年前に消えた酒、「本菱」を復活させるプロジェクトを2016.3〜開始しています。富士川町(旧鰍沢町)は江戸時代〜昭和の初めころまで富士川舟運によって、商業で栄えた町で、当時は山梨県で甲府に次いで賑わった町。駿河湾を経由して、江戸へ献上するための山梨や長野の年貢米があつまったことから、酒蔵がたくさんあった町でした。
本菱は最盛期、鰍沢で2番目の生産量を誇り、多くの人に親しまれた酒です。鰍沢らしい地域資産を復活させることで、市町村レベルでも自走できる「地域ブランディング」「地域活性化」のモデルを目指します。
残念ながら、富士川町(旧鰍沢町)は典型的な過疎の町。合併した今の人口も1万人ちょっと。ここでモデルがつくれれば、他の町でも十分応用できると思っています。
【まちいくとだ】
埼玉県戸田市は東京に最も近い埼玉県のひとつ。池袋から10分ちょっとで戸田公園駅に到着します。交通の利便性が高く、市内に3駅とベッドタウンの側面が強くありますが、だからこそ子育て世代や若者も多く、開発も進んでいおり、まだまだこれから人口流入が期待される地域でもあります。
また戸田市は公園も多く、河川面積が日本一であることもあり、特に道満グリーンパークは、晴れた心地いい日には、バーベキューを楽しむ人で溢れかえります。まちいくとだは、戸田市の新たな地域資産として青空の下でカンパイできる日本酒をつくるプロジェクトです。
この場所では、私たちの取り組みを詳細にお伝えさせていただくことで、ともに「まちいく」プロジェクトを盛り上げていけたら嬉しく思います。どうかよろしくお願い申し上げます。