赤ちゃんも大人も、太った人も痩せた人も、健康な人も病気の人も、どんな人の身体も自分の食べた食べものでできています。食べたものの影響で、元気になったり、病気になったりします。
栄養があるからと言って、野菜なら何でもたくさん食べればいいのかと言うと、そんなことはありません。野菜には、身体を温める野菜、身体を冷やす野菜があります。また、身体をより温める調理の仕方や、身体の熱を逃がす調理の仕方など、調理方法によっても身体に入ったときのエネルギーが変わってきます。
私たちの住む日本は、素晴らしい四季があり、夏の暑さ、冬の寒さを感じて1年を過ごしています。寒い冬に夏野菜のトマトやきゅうりなど食べていたら、身体は心身ともに冷えてしまいます。季節にあった食材を選び、季節にあった切り方、調理法を取り入れ、食べていくことが、身体も心も喜ぶことです。
それでも、調子を崩すときもあります。そんな時は、薬に頼らず自然のものを使ったお手当で回復させます。季節ごとに知っておくと便利なお手当もおこなう予定です。
「マクロビオティック」と言うと、敬遠される人もいるかもしれませんが、「マクロビオティック」の概念である「陰陽」をわかりやすく、普段の生活に取り入れられる教室でありたいと思っています。