みんなの孫プロジェクト 3.5

上山2135
Mimasaka-shi, Okayama 701-2614
Japan

About みんなの孫プロジェクト

みんなの孫プロジェクト みんなの孫プロジェクト is a well known place listed as Region in Mimasaka-shi ,

Contact Details & Working Hours

Details

自らのふるさとで暮らしていくために70歳や80歳を過ぎた高齢者の方々は日々たくさんの仕事をこなしています。家周りや所有する農地の草刈り、農作業、家や墓の管理等々・・・。
これまではなんとかやってこれたけど、高齢化や独り暮らし世帯の増加によってそういった仕事が困難になりつつあるお宅が増えてきています。2010年に東京から岡山に移住して以来、代表取締孫の水柿はその実態を見て聞いて実感してきました。

そういった仕事を地域に根付こうとしている若者が引き受けていくことで一つの稼ぎがうまれ、おじいちゃん・おばあちゃんも引き続きその地で土地を守りながら生きていくことができます。
シルバー人材センターや造園業者さんでもそのような取り組みはとっくの昔から行われているために少し趣向の違うものをと考えついたもの、、、
それが「みんなの孫プロジェクト」です。

高齢者の方、特に独り暮らしの方には「話をしたい」というニーズが強くあることを様々な場面で体感してきました。そこで依頼主の方にはこちらから「一緒にお茶をしたりご飯を食べる時間を確保していただく」ようにお願いしてコミュニケーションを取る時間をつくっています。
そういった時間をこちらから積極的につくっていくことで、依頼主のご高齢者と請負う側である若者で、「おじいちゃん・おばあちゃんと孫のような関係性」を築いていくことができます。
すると「草刈りの合間にお風呂の温度の設定を変えてくれないか?」「ちょっとこの米を倉庫に動かしといてくれないか?」「電球を交換してくれないか?」といったようにそれ単体では普通は依頼をしないようなお願いも草刈りの依頼と合わせて気軽に頼んでいただけるようになります。

地方ではこういった細々としたニーズがたくさん出てきています。はっきり言ってそれ単体ではなかなか仕事にならないようなことも、草刈りのように対価をいただきやすい仕事と合わせて複合的に対応していくことで高齢者の細かなニーズを充たしていくことができます。

お茶やご飯の時間に依頼主の方からお話を聞くことには話がしたい欲求を充たすだけでなく、日本の農山漁村で長年培われてきた伝統・文化、そこで暮らしていくための生活の知恵などを引き継いでいくことにも繋がっていきます。

外に出ている孫にひとまず代わって日本の農山漁村の大きな大きな魅力である地域の伝統文化や技を引き継いでいくこともできるのが「みんなの孫プロジェクト」の特徴です。

技や知恵を蓄えてきた方々から教えを請うことができるタイムリミットは迫ってきています。
高齢化する地域社会の中で稼ぎをつくることと次世代に地域の魅力を残すことは並行して行っていかねばなりません。

こういったことを意識し取り組んでいるのが
「みんなの孫プロジェクト」です。