坐忘庵(ざぼうあん)山の上の静かな温泉宿 2.31

上積翠寺町1614
Kofu-shi, Yamanashi 400-0011
Japan

About 坐忘庵(ざぼうあん)山の上の静かな温泉宿

坐忘庵(ざぼうあん)山の上の静かな温泉宿 坐忘庵(ざぼうあん)山の上の静かな温泉宿 is a well known place listed as Inn in Kofu-shi ,

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積翠寺温泉の云われ

其の一、発見は今から七百余年前。
 この鉱泉は、鎌倉時代に石水寺(現在の積翠寺)を拠点に修行をしていた修験者「養曽坊」によって発見されました。湯温が18℃から20℃と低いため、修験者達は源泉の湧き出でる祠(ほこら)に入り、自らの身体を焚き火で暖めながら「あぶり湯」として浴されていたと伝えられています。

其の二、信玄公の隠し湯として。
約四百年前には武田信玄の父信虎が積翠寺に築城したあと、当地と武田家とのつながりは盛んになりました。この地で産声を上げた信玄公が国主として戦国時代に活躍した際には、傷病兵の治療にも使われていたと伝えられています。
修験者や武将達を癒してきたこの鉱泉は、養曽沢にあることから「養曽の湯」と呼ばれ、一番古い鉱泉を使用していることから、当地を訪れる人々に「古湯」と親しまれ、信玄公の隠し湯として下部温泉、西山温泉とならび「甲斐の三古湯」として知られるようになりました。

其の三、明治元年、湯治場として創業
 明治元年、神経痛・リュウマチの湯治場として創業。完治された方々は当館裏山にある湯根源のお宮まで歩いて登り、杖を捨て供養されたと伝えられています。また当時の客室や浴場は、当地の材木をふんだんに使った木造建築でした。各部屋は回廊で繋がり、月見台には人々が憩い、それはそれは趣があった建物でした。伝えには、「お湯には毎日三度入り、湯あたりせぬようにじっくり浸かること」が良く効くこつであったようです。

其の四、泉質は、全国的にも珍しい収斂性緑ばん泉
泉質は「収斂性緑ばん泉(しゅうれんせいりょくばんせん)」現在の単純鉄冷鉱泉となります。源泉は、湯温が18℃から20℃と低いため、現在では浴しやすいよう40℃~41℃近くに加温してご利用いただいております。湯の花は白色、オレンジ色、茶色と季節により変化しますが、湯色はうす緑(翡翠色)から無色透明に近い色となります。メタケイ酸が多く、肌がすべすべし美肌効果もございます。またサウナは、その昔のあぶり湯のようにじんわりと身体を暖める「低温サウナ」となっております。とにもかくにも、忙しい日頃の故事や来歴を忘れじっくり、ゆっくりお浸かりください。