由布岳 3.13

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About 由布岳

由布岳 由布岳 is a well known place listed as Landmark in -NA- , Mountain in -NA- ,

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由布岳(ゆふだけ)は、大分県由布市にある標高1,583mの活火山。山体が阿蘇くじゅう国立公園に指定されている概要東峰と最高峰の西峰の2つのピークからなり、山頂には1583.28mの一等三角点(基準点名は「油布山」)がある。円錐形をしていることから、豊後富士とも称される。由布院盆地では、各所から由布岳の独特な山容を望むことができるため、ランドマーク的な存在となっており、別府湾からも鶴見岳の後方にその姿を望むことができる。古来より信仰の対象として崇められ、『古事記』や『豊後国風土記』にもその名が記されている。『豊後国風土記』では、「柚冨峯」と表記されており、その頂上には石室があって常に氷が凍っており、夏を過ぎても溶けることがないと述べられている。また、「柚冨郷」の近くにあることが「柚冨峯」という山名の由来とされている。宇奈岐日女神社(式内社)の祭神であり、また、山岳仏教信仰の山としてかつては中腹に佛山寺(湯布院町)の伽藍があった。府内大橋から眺めると由布岳と鶴見岳が並び稜線が透けたように見える。これは一番手前にある小鹿山の稜線が由布岳と鶴見岳の稜線に偶然にも合致しているためである。火山活動約9万年前に鶴見岳とほぼ同時期に火山活動を開始した火山で、主な岩石は安山岩及びデイサイトとなっている。約2,200年前には山体崩壊を発端とした大規模な噴火(噴出量0.175 DRE km・VEI3)が発生した。この噴火の際には、溶岩ドーム、溶岩流の形成、火砕流・火砕サージの流下を起こし、その後しばらく小規模なブルカノ式噴火が続いた。