「食品づくりで、真に社会に役立つ道が見えるまで・・・」
北上川の如く滔々(とうとう)と海に分け入り育まれた石巻の地で、
明治38年(1905年)より100年以上の長きにわたり、魚の加工を生業(なりわい)とさせていただいてまいりました。
それは、先々代徳治、先代吉男と三代にわたり、「さかな」を通して数えきれない多くの皆さまとの出会いの歴史でもございました。
私ども従業員一同は、食べる「もの」、食べることを通じて、私たちの身体と何よりも心の有り様、そして最良なる食の環境づくりに今後とも励んでいく所存でございます。
戦争の只中、二代目吉男が体験した特別攻撃隊、そして原爆投下、
終戦 戦後の混乱や高度経済成長へ。
公害問題や汚染の広がり、合成添加物や薬害問題、環境問題、いじめや
登校拒否から幼児虐待や自殺の増加、殺人事件など国内においても多く
の負の歴史も経験し今に至っております。食のグロ-バリズムは換金の
道具となり食自体の崩壊に至っている感がします。心の不安は次世代へ
様々な負の遺産と共に受け継がれざるをえないでしょう。
私ども従業員一同は、単なる作り手としてだけでなく食べる「もの」、
食べることを通じて、皆様と共に身体と心の最良なる環境づくりに今も励んでおります。
例え小さくとも大きく慈愛に満ちたうねりになるまで・・・・道は遠くても
"THE BEST FROM THE SEA"
この短い一文に想いと心を込めて、
また皆さまとの深く強い出会いをお約束して。