私達のふるさと『宮城県気仙沼市唐桑町舞根地区』は、2011年3月11日午後2時46分に発生した大地震による大津波により、一瞬のうちに4名の命と44世帯の家屋等の全ての財産を破壊・流失してしまいました。
地区の被災者の多くは、避難所である唐桑小学校で共に生活を送るうち、
・先人たちが残してくれた“絆”の強い舞根
・舞根湾のきれいな海
・海の幸、山の幸に恵まれた舞根
に対する想いが募り、
「住み慣れた舞根に戻り住み続けたい」
そのために
「津波被害に遭わない高台に団地を造成しそこに皆で住みたい」
との意見がまとまり、国の災害支援の補助事業(事業主体=地方自治体)である「防災集団移転促進事業」を活用し集団移転を目指すことを決め、平成23年4月24日に地区民の29世帯で「期成同盟会」を設立し活動を始めました。しかしながら、被害の規模等による財源の確保等の問題があり、半年経った現在も実現の見通しが立たない状況です。
この度、私達の思いを全国の皆様へ伝え、ご支援をいただきながら、集団移転早期実現に向けた活動を発信していくことを目的として、公式ページを開設いたしました。少しでも多くの方にご覧いただき、このサイトを通して、舞根地区という集落の存在、そして私達の復興へ向けた取り組みについて知っていただけば幸いです。
2011年9月23日
舞根地区防災集団移転促進事業期成同盟会
会長 畠山 孝則