入間川 2.44

Iruma-shi, Saitama
Japan

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入間川(いるまがわ)は、埼玉県を流れる荒川水系の一級河川である。上流部は名栗川(なぐりがわ)とも呼ばれる。荒川の支流としては最長である。江戸時代の頃は、江戸の市中まで通じる、大事な船の交通路だった。地理標高1,294mの大持山の南東斜面に源を発し、飯能市、入間市、狭山市を流れ、その間に成木川、霞川、越辺川などの支流を合わせ、さいたま市と川越市の境界付近の川越市大字古谷本郷で荒川に合流する。豊水橋から初雁橋間の左岸、および初雁橋から入間大橋間の右岸に自転車道(22.6km)が整備されている。名称飯能河原の先、岩根橋より上流の旧名栗村の地域では名栗川と呼ばれているが、埼玉県では「入間川(清流 名栗川)」としている。さらに名栗の「名郷(なごう)」集落より上流の源流域では、横倉入(ナギノ入)と呼ばれている。狭山市の流域には1954年まで埼玉県入間郡入間川町が存在していた。現在も「狭山市入間川」という地名として残されている。最寄の西武新宿線狭山市駅の旧称も「入間川駅」であった。歴史古くは荒川は東寄りの現在の元荒川を流れ当時の利根川に合流しており、入間川は単独で下流の隅田川へと流れていた。江戸時代の1629年に荒川の付替えが行われ、熊谷市久下から現在の荒川合流点まで開削し、現在の流れが形作られた(利根川東遷事業も参照)。 また現在の入間川が荒川に合流するあたりから下流の旧入間川は現在の流路より北部を蛇行して流れていた。今より浦和市街に近い形で、大宮台地を避けて蛇行していた。流路はいくつかの河川や排水路として現在も面影をとどめている。また昭和期の航空写真では旧流路に人家が少なく、岸に沿って集落があったため、くっきりと流路が確認できる。現在の河川では鴨川、大久保排水路、作田排水路、合野谷排水路、田島排水路、辻用水、芝川、毛長川あたりを流れていた。