漢方相談・子宝・美容・ファスティングのカウンセリング相談
不妊治療カウンセラー/中医漢方アドバイザー
仲宗根 明志(Nakasone Akashi)
子供の頃の夢は・・
私自身は小中高とサッカーをやってきて、将来はプロ選手を目指していましたが、高校2年の時にサッカーの試合にて衝突・・
その後口が最大13ミリしか開かなくなるといった「外傷性顎関節症」と診断されました。
それまでは骨折や捻挫、打撲といったスポーツ障害は経験していましたが、よくわからなく、はじめはすぐ治るだろうと思っていました。
顎関節症の診断から・・
当時は一般的な顎関節症の治療自体が確立されていなく、県内ではあまり治療法がないということも言われました。県外での治療も勧められましたが、学校のことや生活の面でも難しく、県内でできる限りの治療を行うと決めました。でも運動することは当面禁止という診断はつらかった・・
顎関節症の治療・・
短期矯正やマウスピース的なものなどいろいろ試しましたがよくならず、顎の関節自体を持ち上げる軽度な外科手術も行いましたが、失敗に終わりました。さらに重度な外科手術を提案されましたが、言語障害が出る確率が50%と言われ、受けませんでした。
顎関節症の治療も失敗・・
その後は整体やカイロプラクティックなどの治療を受けましたが一時的に体は楽になりますがよくならず・・その間口はある程度開くようになりましたが、あらゆる症状が出てきてきました。
顎関節症からのあらゆる症状の併発・・
顎関節症と診断され5年ほど毎日微熱が続きました、人は力を入れる際に噛み締めることで顎にも負担がかかるためです。運動すれば顎の関節に炎症が起きて39度以上の熱発が1〜2日ほど。解熱鎮痛剤は毎日手放せな位状態でした。
食事が噛めないと弱る・・
少し口が開くようになり、食事も固形物を入れていくようになりましたが、なるべく柔らかいものを食べて行きました。そのため噛むこともあまりなくなり、運動もしないようにしました。なるべく力を入れたくなかったからです、また熱発してしまうので・・それからどんどん心身共に弱っていきました。
精神安定剤と睡眠薬と筋弛緩剤を常用するも・・
精神的にも憂鬱になり、病院で精神安定剤と筋弛緩剤と睡眠薬を出してもらい服用していましたが、日中やる気もでず、体も重だるくやる気のない状態がつづきました。薬の副作用とはその時の私には知識はありません、言われたまま服用するだけ。両親は薬剤師ですのでいろいろと考えてやってくれようとしましたが、私は医者の言うことしか頭に入らない状態でした。
居眠り運転で、車が大破・・
そんな中今度は車での居眠り運転事故で、電柱に衝突し車は大破!
運良く私は生きていました。命に関わるケガなどはありませんでした、ですが頭や胸を強打してしまいさらなる療養に。
事故後の後遺症で・・
事故で頚椎を痛めムチウチになっていましたが、いままでの顎関節症の併発症状に比べれば特にきつくなかったです。しかし1年後・・仕事中に急に倒れてしまいました。
パニック障害の発症・・
倒れてからまた体調は崩れ落ちました、はじめはよくわからない感じ「息苦しくなったり」「その場から逃げたい気持ちになったり」「異様な寒気・冷や汗をかいたり」「死んでしまうのではといった感情がでたり」とパニック障害を発症しました。
パニック障害はなかなか気づけない・・
はじめは変な症状が出るので自分が「おかしくなったかな」と家族や友人やお医者さんにもいえず、ひたすら耐えていました。症状が出るたびにどういった状況下で出てくるものかわかって行きました。「車の中」「知らない場所やはじめての場所」「お店の出口の遠い席」「高速道路の走行中」など、ストレスを感じたり、逃げ場のないようなところでした。その時にはじめて自分はパニック障害だと気づけました。
父の手伝いから・・
そんな中で誰にもいえず、周りは気づいていたかもしれませんが・・
もちろんそんな状態でまともに職にもつけません。大学にも行ってみましたが、精神的にも不安定で気力もなく1年で辞めました。そんな時に、父が「お店(薬局)の手伝いをしないか?」と声をかけてくれました。資格はありませんでしたから、雑務程度ですが・・
漢方医学との出会い・・
ちゃんと仕事につけるためのリハビリのつもりでとの配慮だったのでしょう、父の仕事の雑用を手伝いながら、お店にあった漢方や天然薬を少しづつ知っていく中で、こういったもので良くしていけないかと考えるようになりました、父にお願いし漢方薬や天然の医薬品を処方してもらい、父の馴染みのお客様に鍼灸医院を紹介してもらい、東洋医学の治療法をはじめて取り入れはじめました。
漢方医学の治療スタート・・
漢方薬と天然薬、鍼灸治療をはじめてみたのいいのですが、私の場合6ヶ月はほとんど症状は良くならず、やっぱ今回もダメかな〜と思いつつもどうにか継続していました。
そこからが劇的でした、日に日に症状が軽減されていき、1年後にはかなり良くなっていました。
あれ? 顎関節症は・・どこへ?
漢方医学の治療をスタートしていたら、あれだけ苦しんでいた顎関節症自体もどこにいったやら、口の開け閉めも普通にできます(笑)気になる方は店頭にてお見せしますよ(*^-^*)
パニック障害や他の症状も・・
パニックも起きる頻度が減っていきました、はじめは安心できないので常に安定剤や筋弛緩剤を持ち歩いていましたが・・完全にいろんな症状が取れるまでにはさらに3年以上かかったと思います。ですがよくなりました、いまでは病院薬の解熱鎮痛剤も精神安定剤も筋弛緩剤も必要ありません。病院にもかかっていません!
自然治癒力の重要性を知る・・
多少時間はかかりましたが、漢方や鍼灸のおかげで私は26歳ほどからやっと普通に働けるようになりました。それは自然の力を信じること、いわゆる自分の力を信じる「自然治癒力」を高めるということにつながったのです。
自分の力を信じて、結婚そして子供も・・
今はおかげさまで結婚もして子供も二人できました。あのとき諦めず続けたことが本当に良かったと思っています。以前みたいに激しいスポーツなどは遠慮していますが、健康的な運動は問題なく、元気に過ごすごしています。
いまなにかしらの病気や症状で苦しんでいる方へ
私自身が経験した漢方・鍼灸を、いま悩んでいる方にもぜひ知ってほしい、一朝一夕でできるものではありませんが「あきず・あせらず・あきらめず」続けていくことで変わります!日々の生活のなかで希望をもってほしいと思います。