協同組合のともん 1.77

□設立目的

平成19年3月25日に発生した能登半島地震以降、能登半島への観光客は減少しており、我々能登半島の特産品を取り扱う事業者にとって、厳しい経営状況が続いています。
能登半島の食品と工芸品の販路を拡大することは、業界の発展に留まることなく能登半島での観光推進と交流人口の拡大を促進し、ひいては能登半島の地域振興に寄与するものと考えています。

しかしながら、能登半島の食品と工芸品を一元的に紹介、斡旋と販売を行うには個人では限界があり、販路拡大や情報収集への取り組みも不足しており、これらを解決する仕組みづくりが課題となっており、これらの問題を解決するには、事業協同組合を設立することが最適であるという結論に達しました。

事業協同組合を設立することで、能登半島の食品と工芸品を取り扱う事業者相互が連携、協力して共同販売、共同宣伝の事業を実施し、能登半島全体のＰＲ活動を行い、併せて個々の事業所の自主的な経済活動を促進し、かつ、その経済的地位の向上を図ることを目的といたします。

□協同組合のともん

手でかんがえ 心でつくり 絆でむすぶ のともん 。

能登半島には、大自然に育まれた山海の生鮮品から伝統的発酵技術を用いた加工食品、伝統的工芸品など、能登の生活文化のなかで育まれてきた多くの特産品があります。 それらは、手作業や小規模な加工場で生産されるため、大量流通消費に向いていない商品が数多くあります。

本組合は、良い素材でありながら数量が確保できない、安定的供給が困難な事業所と、その商品の個性を活かした共同販売を行うことを目的に事業を展開しており、さらに小規模でありながら生産技術を要する事業者の連携によりプライベートブランド商品の開発を行うなど、新しい暖簾づくりにも取り組んでいるところです。

また、能登半島の地域あっての事業所であり商品であるとの理念のもと、特産品を通じて能登半島を知っていただき、訪れていただくことが、ふるさとへの地域貢献につながると考え、各地のイベント参加などを通じて能登のファンづくりを行っていきたいと考えております。


□理念

テーマ「能登がふるさと」

●基本理念

協同組合のともんは
能登がふるさとの産物や技術を活かし
能登がふるさとのつながりを強め、広げ
こころにふるさとを感じることができる豊かな社会づくりに貢献します。

●組合規範

協同組合のともん は
組合員が互いに助け合って活動するため、次の三つの精神を規範とします。

壱【利地の精神】
私たちは、能登半島に息づいてきた歴史と文化・風土と風習を心の拠りどころとし、地域の利に照らしながら、次代に誇れる活動を目指します。

弐【協働の精神】
私たちは、具体的な目的と役割を明確に、常に協力し合って働き、積極的に事業を推進します。

参【進取の精神】
私たちは、人と人とのつながりから生まれる可能性を大切にし、既成の概念にとらわれることなく、進んで新しい取り組みに挑戦します。