泉大津ＴＲＹ 2.41

１．趣旨

　普段、誰もが当たり前のように利用されている店舗や公共施設ですが、高齢者やこども、また、障害をもつ人、ベビーカーユーザーなど、何らかの配慮や援助が必要となる人にとっては、利用する時に困難が生じる場合があります。しかしながら、遠慮があったり、障害があったりすることで、その意思をうまく伝えることができない人も少なくありません。
一方、お店の人たち、公共施設の人たちには、手伝おうという思いをもっている人が多く、お互いの思いがうまく「つながらない」ことがあるように感じています。
そこで、泉大津TRYでは、「つながる」ことを通じて、地域のみなさんと一緒に、“誰にとっても利用しやすい店舗や公共施設”、“誰もが暮らしやすい泉大津”を実現したいと考えています。

２．経過

NPO法人リアライズは、障害のある人自身が主体となって、障害のある人もない人も誰もが暮らしやすい、暮らし続けることのできる地域づくりを行っています。また、リアライズの日中活動部門である「生活介護パイオニア」では、障害のある人自身が主体となり、「地域とつながる」ことを活動のテーマとして、泉大津市の地域イベントへの出店、泉州地域を始めとする学校での講演活動、地域向けの餅つき大会など、様々な地域活動を実施してきました。しかしながら、一時的なイベントの企画だけでは、地域とのつながりを実感することができず、つながりを実感できる取り組みを試行錯誤した結果、2015年4月より泉大津TRYを企画・実施することになりました。
パイオニアの活動のテーマである「地域とつながる」ことを実践することで、障害のある人もない人も一緒に、地域のさらなるバリアフリー、誰もが暮らしやすい泉大津を考えるきっかけづくりになればと考えています。

生活介護パイオニアfacebook：www.facebook.com/ShengHuoJieHuPaionia