野﨑家塩業歴史館 2.32

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児島味野1-11-19
Kurashiki-shi, Okayama 711-0913
Japan

About 野﨑家塩業歴史館

野﨑家塩業歴史館 野﨑家塩業歴史館 is a well known place listed as Museum/art Gallery in Kurashiki-shi , History Museum in Kurashiki-shi ,

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Details

旧野﨑家住宅は、岡山県倉敷市の南端部、瀬戸内海に面した児島の市街地に所在しています。これらの建物は江戸時代後期に製塩業と新田開発で財をなした野﨑武左衛門が築き、敷地は約三〇〇〇坪、建物は約一〇〇〇坪あります。敷地の東側に長屋門と御成門を構え、中央に南北に長い主屋、主屋の北に土蔵群が整然と並んでいます。庭園には茶室が点在し、平庭部を海に見立てた枯山水庭園として、築山や石組及び露地を巧妙に配しています。
主屋は天保四年頃の建築と考えられ、長屋門と御成門は天保九年(一八三八)に建築されたことが記録に残っています。棟札より表書院は嘉永五年(一八五二)の建築、夜具蔵は江戸末期の建築で明治二二年の移築、書類蔵が明治二三年の建築、内蔵は明治三四年の建築であることがわかります。庭園内の茶室、味噌蔵や納屋及び便所等の施設は江戸末期、大蔵と新蔵及び岡蔵は明治中期と考えられます。
これらの建物は、昭和五二年に岡山県の史跡「野﨑家旧宅」に指定され、平成七年に登録博物館「野﨑家塩業歴史館」となり、平成一八年に国の重要文化財「旧野﨑家住宅」に指定されました。
このほかに、明治時代中期には本宅の東側に隣接して別棟の「三秀館」、南東に別邸「迨暇堂」が建てられ、南西に「野﨑の記念碑」と呼ばれる石造大尖塔と庭園が築かれています。これらの建造物は、敷地総面積約七〇〇〇坪・建物約一五〇〇坪に及び、当時の建築技術の粋を集めてつくられ、今日に伝えられており、貴重な文化遺産であります。

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