妙岩寺 2.26

日蓮宗の寺院。山号は妙見山。


愛知県より入殖した水野岩三郎が延寿山妙法寺第２世釈英儀上人の呼びかけにより上川の地に布教所建立を念願。


昭和６年９月３日、日蓮宗上川教会所設立の許可があり、釈英哲上人（延寿山第４世）担任教師となる。


水野岩三郎は出家を発願し、延寿山第３世河本英秀上人につき仏道を修行し名を英岩と改める。時に５５歳。


昭和７年８月８日、英岩上人は大雪山の山岳修行を発意、桂月岳洞窟に御本尊を安置し参篭。万年雪の融雪を以って水行し、豊穣と平和を祈願し５４日を過ごした。


昭和８年１１月３０日、浄財寄進と私財をもって教会所を建立、落慶、入仏式をみる。この時英岩上人修行成り、教会所常住管理者となり、近隣壇信徒の教化に努める。


昭和１６年１２月英岩上人上川教会所担任に任命される。


昭和２１年１０月３０日、念願の寺号公称の認可を受け英岩上人開山住職となる。山号は上人若年より信仰せる北辰妙見大菩薩に因み妙見山と号し寺号は俗名、僧名の岩を取り妙岩寺と名付けた。


豊栄山妙法寺第９世溝田英龍上人徒弟関根英正上人を養子に迎え、英岩上人は昭和３７年４月２０日退任、同日英正上人第２世住職となる。
昭和４４年９月６日開山英岩上人遷化。本覚院日東上人と号す。

英正上人は在任中、本堂改築、霊牌堂建立、庫裡新築等を行い寺観を一新する。
公職にあっては民生委員、社会福祉協議会会長等社会福祉に奉職す。

平成27年２月２３日第２世英正上人遷化。隆真院日儀上人と号す。

同年４月英正上人徒弟英修上人住職承認を受け従事、現在に至る。