病院名は私の大切な猫、三毛猫の「小梅」から名付けました。
梅は私の以前勤務していた大塚動物病院の居候猫で、私が獣医師になったその年に保護されてきました。それから12年間、同期として私の獣医師人生をずっとそばで支えてくれました。
元々、小梅という名前は大塚院長と私でつけた名前ですが、病院を辞める時は引き取ろうと心に決め、このコの命に責任を持とうと思い、名付け親になりました。
小梅は引き取った時にすでに腎臓病を患っており、開業を決意したときには悪化がみられ、余命は数か月だということもわかっていました。私はずっと小梅と一緒にいたいと思い病院名を「こうめ」としました。
そして、「こうめ」という名前に、下半身不随でも腎臓病でもマイペースに楽しそうに生きていた小梅のように、当院に来てくださる病気を抱えた動物たちとそのご家族にも前向きに生きていただきたいという願いを込めました。