鷺沼 2.95

鷺沼（さぎぬま）は、神奈川県川崎市宮前区の町名。鷺沼一丁目から鷺沼四丁目があり、2016年11月末時点では住居表示が施行されていない。郵便番号は216-0004。面積は鷺沼一丁目が0.19km2、鷺沼二丁目が0.15km2、鷺沼三丁目が0.20km2、鷺沼四丁目が0.21km2で、2011年6月末時点での人口（住民基本台帳と外国人登録を基準として）は、鷺沼一丁目が3,960人、鷺沼二丁目が1,916人、鷺沼三丁目が2,718人、鷺沼四丁目が1,954人である。地理川崎市宮前区西部に位置する。東急田園都市線の鷺沼駅周辺が商業地となっているほか、その周囲は住宅地となっている。また、矢上川の支流である有馬川の水源地ともなっている。鷺沼は北東端で土橋や小台と、東端から南端にかけて有馬と、西端では犬蔵や横浜市青葉区の美しが丘・新石川と接する（特記のない町域は川崎市宮前区）。地価住宅地の地価は、2014年（平成26年）1月1日の公示地価によれば、鷺沼2丁目2番13の地点で32万7000円/mとなっている。歴史当地は、昭和中期までは家が数件の他には農地と山林が続いている地域であり、有馬などの一部であった。戦時中に軍用地として多くの土地が接収され、当地には照空隊も設置された。戦後には軍用地が解放され、元の耕作者へと売り渡されたものの、税負担の問題もあって、帰農した旧軍人へと渡った土地も多かった。 その後東急の総帥五島慶太自ら音頭を取った多摩田園都市計画が進行し、当地でもその一環として、東京急行電鉄による代行方式（東急の負担で事業を行う代わりに、保留地を一括取得する）で有馬第一土地区画整理事業が行われ、その結果、「鷺沼」の町名が誕生した。1987年10月に発表された基準地地価上昇率で、たまプラーザを最寄り駅とする美しが丘に続き、鷺沼の住宅地が2位となった。