豊平峡ダム 3.59

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Sapporo-shi, Hokkaido 061-2301
Japan

About 豊平峡ダム

豊平峡ダム 豊平峡ダム is a well known place listed as Community & Government in Sapporo-shi ,

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Details

豊平峡ダム(ほうへいきょうダム)は札幌市南区定山渓、一級河川・石狩川水系豊平川の上流部に建設されたダムである。国土交通省北海道開発局石狩川開発建設部が管理する特定多目的ダムで、豊平川の治水、また札幌市の水源として定山渓ダム(小樽内川)と共に豊平川ダム統合管理事務所によって運用されている。高さ102.5mのアーチ式コンクリートダムで、道内では奥新冠ダム(新冠川)とこのダムの2基しかアーチダムは存在しない。ダム湖は定山湖(じょうざんこ)と呼ばれ、支笏洞爺国立公園内にあり紅葉の名所としても著名である。地理豊平川は石狩川水系下流部の主要河川の一つである。フレ岳付近を水源として北に流路を取り、途中ダム地点を通過後薄別川を併せ定山渓温泉街を流れる。小樽内川を併せると東に流路を変え、途中北海道電力の水力発電所(一の沢ダム・砥山ダム・藻岩ダム)を経て石山大橋付近で札幌市中心部に入る。その後は札幌市中心街を貫流しながら概ね北東に流路を変え、札幌市と江別市の境を流れて石狩川へと注ぐ。かつては旧豊平川として江別市内を流れていたが、流路を直線化するショートカット(捷水路・しょうすいろ)によって現在の流路となった。ダムは豊平川の最上流部に建設された。なお「豊平」の読み方は、川の名前は「とよひら」と読むが、ダムの名前は「ほうへい」と読む。沿革札幌市内を貫流する豊平川は蛇行を繰り返していたことから度々氾濫を繰り返し、大きな被害をもたらした。これに対し沖野忠雄による石狩川改修事業の一環として豊平川の流路を直線化する工事が行われ、蛇行は修正された。だが戦後になると人口は増加の一途を辿り、水需要・電力需要は次第にひっ迫。大雨や融雪による洪水の被害も後を絶たなかった。こうした中で、豊平川にダムを建設し札幌市と石狩川下流域を洪水から守り、併せて上水道と水力発電による電力を札幌市に供給すべく北海道開発局石狩川開発建設部は「豊平川総合開発事業」を策定。その中心として古くから険阻な峡谷として知られていた豊平峡地点にダム建設を計画した。