屋久島で唯一のヤクシカ解体精肉所
『ヤクニク屋』という屋号は、屋久島で産まれ育ち流通する唯一のお肉であるという「屋久肉」と言う意味と、古くから日本やアジア、ヨーロッパなどで天然の「薬肉」として利用されていた意味をかけて命名されました。
屋久島の雨、山、森、川、太陽。
ヤクシカは屋久島のエネルギーそのものに満ちあふれています。
縄文時代から屋久島では、多種多様な植物と清流に育まれた希少な山からの恵みとして鹿肉が食べられてきました。
時には大自然の神秘的な存在として人(猟師)と鹿は絶妙な距離感とバランスを保ってきました。
その関係が人間の生活文化の劇的な変化から壊れかけています。
このままで豊かな伝統と自然を次世代に残せるのでしょうか。
ヤクシカは害獣などではなく、人間に大切なことを思い起こさせてくれる大切な存在です。ヤクシカに感謝し、自然と共に生きた先人の知恵を敬い、かけがえのない島の宝としてヤクシカを有効活用することが『ヤクニク屋』の“使命”です。