西川農藝 1.67

西川農藝は自家農園産自然栽培原料と低温圧搾生搾りにこだわった油のお店です。
油はカロリーが高いからと敬遠される傾向があるように思いますが、実は人体には重要な栄養素なんです。
例えば、肌や髪の潤いを守ったり、細胞膜の免疫機能を果たしたり、性ホルモンの原料だったり、脳の神経細胞を活性化させる潤滑油の働きをしたり等々、、、様々な機能を有しています。
油を変えたら健康を取り戻したという話を聞くのも当然かもしれません。
この様に人体において重要な油に関わる者として西川農藝では「安心安全」、「高い栄養価」、そして「(個人差はありますが・・・)美味しさ」の3つを重要に考えています。
① 安心安全
② 高い栄養価
③ （個人差はありますが・・・）美味しい
だから、西川農藝は「自家農園産原料」、「自然栽培原料」、そして「低温圧搾生搾り」こだわります。この3つの要素は全て有機的に繋がっていて、「安心安全」、「高い栄養価」、「美味しい」を満たす油を提供するために必要な関係だと考えているからです。
自家農園産原料にこだわるのは、原料を目の届く範囲で生産することで、原料品質と供給の安定確保、栽培基準遵守の徹底をするためです。そして、トレーサビリティシステムを確実にするためです。西川農藝の油はいつ種蒔きして収穫して搾油して瓶詰めしたのか追跡可能です。もちろん、その間の工程もクリアです。農園は全て鳥取県中央部に所在する倉吉市及びその周辺に点在しています。
自然栽培原料にこだわるのは、原料栽培のための農法として自然栽培が最善だと信じているからです。農薬だけでなく化学または有機を問わず肥料も使用せず動物性堆肥も畑にはいれません。肥料を与えないから作物は栄養を求めて根を深く伸ばします。そんな自然栽培で育てられた作物には生命力が溢れ滋味深く、そして体が素直に受けつける美味しさがあると感じています。それに、環境にも優しく資源消費が少ないので持続可能なこれからの農法です。肥料も使用しないという一見常識外れにも思われる農法ですが、徐々にですがそのメカニズムは解明されつつあり体系化されつつあるのは嬉しい限りです。
低温圧搾生搾りにこだわるのにも理由があります。圧搾方法にも色々ありますが、低温圧搾が可能な直圧式圧搾法を採用しています。西川農藝では現代の技術を活用した直圧式圧搾法搾油機を使用していますが、原理は伝統の玉締めと同じシンプルな直圧式搾油法であり搾油機です。直圧式搾油法は圧搾中に熱が発生することもなく熱による油の変性・劣化もなく濁りのない綺麗な油がとれます。単純な原理の搾油方式で生産される油は自然栽培原料の良さをストレートに味わっていただくことが出来ますし、原料作物の豊かな栄養を多量に含んだ油になるからです。焙煎による風味がないため用途も多様に広がりがあります。西川農藝では40℃以下で圧搾した油を低温圧搾と定義していますが、収穫後の原料の乾燥など原料生産の段階から40℃以上の熱が原料に加わることがないよう気を配っています。
鳥取県倉吉市及びその周辺部の自家農園において自然栽培で生産された油原料は、今も職人の伝統と技術が息づき醤油や日本酒の醸造所が並ぶ鳥取県倉吉市内の文化庁選定伝統建造物保存地区内にある工房において低温圧搾生搾りの油となります。
油には原料由来の個性があります。油の個性を活かして料理によって油を使い分けることで食卓を美味しく演出することが出来ます。
決して多くを摂る必要はありません。良質な油を毎日の生活に取れ入れてみませんか。