日本民藝館 3.33

Meguro-ku, Tokyo 153-0041
Japan

About 日本民藝館

日本民藝館 日本民藝館 is a well known place listed as Landmark in Meguro-ku , Art Museum in Meguro-ku ,

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Details

日本民藝館(にほんみんげいかん)は、東京都目黒区駒場四丁目にある、伝統的工芸品を主に収蔵展示する美術館。宗教哲学者、美術研究家で民芸運動の主唱者でもあった柳宗悦(やなぎむねよし)によって創設された。運営は、公益財団法人日本民芸館。柳宗悦と日本民藝館日本民藝館の創設者である柳宗悦は、日本各地の焼き物、染織、漆器、木竹工など、無名の工人の作になる日用雑器、朝鮮王朝時代の美術工芸品、木喰(もくじき)の仏像など、それまでの美術史が正当に評価してこなかった、西洋的な意味でのファインアートでもなく高価な古美術品でもない、無名の職人による民衆的美術工芸の美を発掘し、世に紹介することに努め、「民芸運動」を創始したことでも知られている。柳は1889年(明治22年)、東京に生まれた。青年期には武者小路実篤、志賀直哉らとともに雑誌『白樺』の同人となり、オーギュスト・ロダンなどの西洋近代美術を日本へ紹介することに尽力した。また、イギリスの詩人で画家でもあるウィリアム・ブレークに傾倒し、ブレークに関するいくつかの著作もある。柳は、1914年(大正3年)、朝鮮陶磁研究家の浅川伯教(あさかわのりたか)との出会いを通じて朝鮮の美術に関心をもつようになる。浅川は当時柳が所有していたロダンの彫刻を見せてもらうため、それまで面識のなかった柳を千葉県我孫子の自宅に訪問した。その際、浅川が土産に持参した朝鮮の白磁に魅せられた柳は、以後朝鮮半島、特に朝鮮王朝時代の美術に傾倒し、1916年(大正5年)以降、たびたび訪朝するようになる。朝鮮半島は1910年(明治43年)以来日本の支配下にあったが、柳は朝鮮独自の文化を無視しようとする日本政府の政策に反発し、当時の美術史家や収集家がほとんどかえりみなかった朝鮮王朝時代の白磁、民画、家具などの素朴な美を世に紹介することに努めた。1921年(大正10年)には東京・神田にて日本初の朝鮮美術展を開催、1924年(大正13年)には、浅川伯教と弟の浅川巧の援助を得て、ソウルの景福宮内に「朝鮮民族美術館」を開設するに至った。