浄土真宗本願寺派　上宮山　教法寺 2.31

当山第七世釋大信の『教法寺開基の由来記』によると、開基である玄意は高祖城の原田家第四十五代当主であった原田了栄の家臣であったことが記されている。その当時、了栄の家臣に原田の姓のつく名が１４名程挙げられているが、恐らくその中の一人が教法寺の開祖の玄意と推測される。

玄意は早良郡金武の四箇村の明法寺の衆徒として得度し、四十六代続いた高祖城原田家の菩提を念じて、原田家の菩提寺であり金龍寺を前方に見るところ、井田の地に教法寺を開基したと推測される。
尚、教法寺の寺号は本願寺第十二代準如上人より賜っている。