私たちは、松島湾に位置する宮城県塩竈市にある離島、浦戸諸島で漁業を生業として暮らしております。
2011年3月11日の東日本大震災において被災した私たちは、行政・支援団体からの義援金や寄付金をただ待つばかりではなく、私たち漁業者自らの手で操業再開の糸口を掴み、自らの足で歩んで行こうとする自助努力の一環として「うらと海の子再生プロジェクト」を立ち上げました。
その目的は、何十年という長い年月を掛け揃えてきた漁業資材・設備等を失い、漁業を辞めざるをえない漁業者に一人でも多く漁業再開の道へと歩んでもらうことです。
操業再開の糸口として「うらと海の子一口オーナー制度」を設けました。一口1万円で皆様から支援金として募り、支援者数は1万3692人、合計1億8千600万円もの支援金を賜るに至りました。頂いた支援金の半分は漁業資材の購入・漁業設備の修繕等に充てさせて頂き、お陰様で大分復旧も進みました。
そして支援金の半分は直接的な漁業者の収入となるよう収穫した海産物の代金に充てさせて頂き、ご支援頂いた皆様へ殻付牡蠣や剥き牡蠣、焼き海苔、塩蔵ワカメ等とセットで復旧出来たことの証とその御礼としてお届けさせて頂きました。
今後は復旧から復興へ。私たちの生産したここ松島湾を中心とした海の幸を皆様へお届けさせて頂けるよう、生産者から皆様へ直接販売させて頂きたいと只今準備致しております。
復興へ向け、これからも私たちの生産物をお求め頂けたら幸いです。応援よろしくお願い致します。