鎌倉彫 陽雅堂 2.55

このたびは鎌倉彫 陽雅堂公式Facebookをご覧いただき、誠にありがとうございます。八百年の伝統を持つ鎌倉彫ですが、その起源は「鎌倉時代の仏師運慶の孫康円が、帰化人陳和卿（ちんなけい）とともに法華堂（頼朝の持仏堂）の仏具を彫ったことに始まる」と一説に伝えられています。木地に文様を彫り、下地を施さず下塗りに黒漆を、上塗りに朱漆を塗るものが多く、中国から舶載された紅花緑葉などの彫漆器を模作して生まれたものとされています。陽雅堂の鎌倉彫は唐物様式といわれる中国の宋・元時代の美術スタイルをもとに、熟練した技術と、より美しく、使いやすさを追求して創り出されています。伝統の彫り技術に、繊細さと鋭さを加えて彫刻の持つ美しさを表現しております。長い間ご愛用いただけますと、下地の黒漆が現われ、さらに格調高い風情をあじわっていただけると思います。今後とも一層のお引き立て、ご用命を賜りますようよろしくお願い申し上げます。