三陸の牡蠣業界を、単に震災前に戻すのではなく、震災前よりも遙かによい状況になるために、新たな産業、新たな販売方法を興すことが重要と考え、当社ではその一環としてカキ小屋展開を進めており、2012年2月の石巻のカキ小屋に引き続き、4月に仙台でカキ小屋を立ち上げました。(※2013年4月を以て渡波店は営業譲渡いたしました。)
石巻渡波のかき小屋では、宮城県漁協石巻湾支所の漁業者の皆さん、仙台港のかき小屋立ち上げに際しては、宮城県漁協石巻東部支所の20名以上の有志のご協力があり、福岡市漁協唐泊支所より焼き台やベンチなどのご支援をいただき、また宮城県漁協唐桑支所からも応援をいただいています。
震災後、養殖再開した浜でも出荷数は減少し、さらに風評被害等で販売単価も減少しているため漁業者の収入は激減しており、このままでは三陸の牡蠣業界は厳しい環境に置かれると考えております。
そのため当社では、仙台港のカキ小屋のオープンに合わせて、『三陸かき小屋街道』の実現を提唱し、今まで僅かに点在していたカキ小屋が、線で結ばれ大きな力となり、地域が元気になる復興のシンボルとしてのカキ小屋が、三陸沿岸で拡がるように力を尽くしてまいります。
来店くださるお客様皆さんが笑顔になれますよう、また、漁業者みんなも笑顔になれる「みんなのかき小屋」を目指して精一杯がんばりますので引き続きご支援賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社アイリンク
代表取締役 齋藤 浩昭