ワーガ 1.59

ワーガ（واہگہ、ਵਾਘਾ，ヒンディー語:वाघा，Wagah）は、インドとパキスタンとの間の陸路国境で唯一開かれている検問所であり、の経路上の、インドのアムリトサルとパキスタンのラホールとの間にある。ワーガそのものは小さな村であり、両国が分離・独立した1947年に、新たに国境となったによって2つに分断された。村の東半分はインドに、西半分はパキスタンに属している。ワーガ国境ワーガの国境は、よく「アジアのベルリンの壁」と呼ばれ、毎日夕刻になると「我が国旗の降納」と呼ばれる儀礼が行われるの一部分である。儀礼時には、（B.S.F.）と、所属の兵士による、力強くスリリングなパレードが行われる。儀礼は攻撃的で、よそ者から見れば敵対的とすら映るが、国境の両側に観客席を設けて、集まってくる群衆に見せるためのエンターテイメントである。両国の兵士らは色鮮やかなターバンと制服を身にまとい、痛快なショーを披露する。両国の係員は、普段は日常的に発生する問題の処理のために、相手国の事務所を訪れることは普通に行われている。長年にわたって、この国境で起こってきた出来事の数々は、を象徴するバロメーターであり続けている。ラホールとデリーとを結ぶ鉄道を通るは、ワーガから5キロメートルのところにあるインド側の終端駅であるから、ワーガの国境を通過していく。インドの道路、ナショナル・ハイウェー1号線はここを起点としており、インド・パキスタン関係の改善によって、パンジャーブ地域ではアムリトサルとラホールとの間では2004年からが運行されている。歴史イギリス領インド帝国時代、ワーガの村はの一部であった。1947年にインドとパキスタンとを隔てる分割線が村を2分してしまった。1947年のインド・パキスタン分離独立以降、ワーガは唯一の道路国境であり、運搬人たちはここを通って両国間の荷物を運んだ。1999年にカシミールでのためにAman Setu橋が開通するまで、ワーガは唯一の道路国境であった。