鴨リ洲 1.81

鴨洲（アプレイチャウ）は香港の香港島南岸に浮かぶ小島で、南区に属する。対岸は香港仔である。概要世界で最も人口密度の高い島と言われている。島であるが、香港島とは橋で結ばれていて、香港島へのバス路線も非常に多く、交通は香港島や九龍と変わらず便利な場所である。ここも香港ならではの高層住宅が林立し、所得の高い住宅地としては、「海怡半島」（サウス・ホライズン）、政府の団地としては「」、「利東邨」がある。サウス･ホライズンは近年日本人駐在員とその家族が増えており、ここで日本人幼稚園などの運動会が催されることもある。また少子化が進む香港にあって、サウスホライズンの子供の多さは域内有数である。鴨脷洲には独立した市政大厦があり、香港仔と海を隔て接しながら行政上は別区画をなしている。島の南部には自動車学校（香港駕駛學校）や工業ビルがある。その工業ビルの一角には旅行ガイドブック『地球の歩き方』にも紹介されていたり、香港在留邦人の間でひそかに人気な家具専門店街「ホライズンプラザ」がある。「ホライズンプラザ」はかつての工業ビルのスペースを利用して家具卸売り業者が多く直売店を構えているが、中にはイタリアの食材のみを扱ったスーパーや、欧米人子女向けの英語教材をふんだんに扱っている店、キャンプなどのアウトドア用品を売る店など、個性あふれる店が入居しており、回るだけでも少し違う香港を味わうことができる。香港名物2階建てバスであるが、この小島から、香港島だけではなく九龍の長沙湾、ダイヤモンドヒルまで行くバスが運行されている。