ダッハシュタイン山塊 1.85

Hallstatt,
Austria

About ダッハシュタイン山塊

ダッハシュタイン山塊 ダッハシュタイン山塊 is a well known place listed as Historical Place in Hallstatt , Mountain in Hallstatt , Business Service in Hallstatt ,

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ダッハシュタイン山塊(Dachstein)は、オーストリアのカルストの山塊で、東アルプスの一部である北部石灰岩アルプス(Northern Limestone Alps)である。このエリア中の最高峰がHoher Dachstein (2995m) であり、上記北部石灰岩アルプスの中では2番目に高い。オーストリア中央部の、オーバーエスターライヒ州とシュタイアーマルク州の境界に位置し、両州の最高地点でもある。山塊にはザルツブルク州にかかっている部分もあることから「三州の山」(Drei-Länder-Berg)とも呼ばれる。ハルシュタット湖周辺を中心に「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」として、ユネスコの世界遺産に登録されている。ダッハシュタイン山塊はおよそ20×30 km の広がりを持ち、そこには2500m級の数十の山頂群を含んでいる。それらの山頂群の中でも、南から南西部にあたる地域は特に高い。北から眺めると、ダッハシュタイン山塊は氷河に覆われ、そこから数々の頂が突き出ているように見える。逆に、南側から見ると、ほとんど垂直に谷底に落ち込んでいるように見える。地形ダッハシュタインは、地学的には「ダッハシュタイン石灰岩」(Dachstein-Kalk)と呼ばれる三畳紀に遡る岩で出来ている。他所のカルスト地形と同じように、ダッハシュタインも多くの洞窟を抱えており、その中には「マンモスの洞窟」(Mammuthhöhle)などのように、オーストリア最大級のものも含まれている。他に観光地としても重要な洞窟には「氷の洞窟」(Eisriesenhöhle)がある。この山塊は、化石の出土などでも良く知られている。氷河氷河は、北部石灰岩アルプスでは珍しいものである。その中にあって、ダッハシュタイン山塊にあるハルシュタット氷河(Hallstätter Gletscher)、大ゴーザウ氷河(Großer Gosaugletscher)、シュラドミンク氷河(Schladminger Gletscher)などは、最大級のもので、しかもアルプス山脈全体の中でも最北端・最東端に位置するものである。より小さな氷河には、小ゴーザウ氷河(Kleine Gosaugletscher)、雪穴氷河(Schneelochgletscher)などがある。しかし、これらの氷河は急速に融解しており、21世紀初頭には80年以内に完全消滅するのではないかとも予測された。ハルシュタット氷河の例で言えば、2003年だけで、20mも後退した。登山山頂への到達を最初に成し遂げたのは、Peter Gappmayrで、1832年のことだった。彼はカール大公がハルシュタット氷河経由で失敗したことを踏まえて、ゴーザウ氷河経由で試みて成功した。Gappmayrの山頂到達後2年もしないうちに、それを記念した木製の十字架が山頂に建てられた。